
歩き始めはそれほど気にならないのに、しばらく歩くと腰が痛くなる。
買い物に出かけると途中から腰が重くなる。
旅行や外出で長く歩くと腰がつらくなる。
散歩をしたいけれど、腰痛が気になって歩く時間を短くしている。
このようなお悩みはありませんか?
慢性腰痛がある方の中には、「座っているときより、歩いているときのほうが腰が気になる」という方もいます。
歩くという動作は、一見すると単純な動きに見えます。
しかし実際には、足、膝、股関節、骨盤、背中、腰など、身体のさまざまな部分が連動しています。
右足を前へ出す。
左足で身体を支える。
骨盤が動く。
身体の重心が移動する。
これを左右交互に繰り返すことで歩行が成り立っています。
そのため、歩くと腰が痛くなる場合でも、腰だけを見れば十分とは限りません。
例えば、股関節が動きにくい。
足首が硬い。
歩幅が小さくなっている。
左右で体重のかけ方が違う。
腰をかばって身体を固めて歩いている。
このような状態が重なっていることもあります。
また、「歩けば歩くほど腰に悪い」と考えてしまい、腰痛があるとできるだけ歩かないようにする方もいます。
しかし、慢性腰痛では、状態に合わせて適度に身体を動かすことも大切です。
もちろん、強い痛みがあるときや、脚のしびれ・力の入りにくさなどがある場合には、無理に歩き続けるのではなく、状態を確認する必要があります。
特に、一定時間歩くと脚の痛みやしびれが強くなり、休むと軽くなるといった症状がある場合には、単純な筋肉の疲労だけとは限らないため、医療機関での確認が必要になることもあります。
「歩くと腰が痛い」という一つの症状だけで原因を決めつけないことが大切です。
今回は、歩くと腰が痛くなる慢性腰痛について、歩行時間や距離、身体の動きなどから確認したいポイントを解説します。
・歩き始めは平気なのに、長く歩くと腰が痛くなる方
・買い物や旅行などで長時間歩くことに不安がある方
・慢性腰痛があり、歩くことを控えるようになった方
「どのくらい歩くと痛くなるのか」を確認しましょう
歩くと腰が痛くなる方は、まず「歩くと痛い」という情報をもう少し細かくしてみましょう。
例えば、
5分歩くと痛い。
15分くらいで腰が重くなる。
30分歩くとつらくなる。
1時間くらいなら問題ないけれど、それ以上になると気になる。
このように、症状が出始めるタイミングには個人差があります。
また、「痛くなる」という症状にも違いがあります。
腰が重くなる。
腰が張る。
鈍い痛みが出る。
腰が疲れる。
腰を伸ばしにくくなる。
このように、感じ方もさまざまです。
さらに、歩く場所によって違いがないかも確認してみましょう。
平坦な道では問題ない。
坂道になると腰がつらい。
階段を上ると腰が気になる。
買い物で店内を歩くと痛くなる。
このような違いがあるかもしれません。
歩行中の腰痛を考えるときには、「歩く」という動作を一つにまとめず、どの条件で症状が変化するのかを見ることが大切です。
また、歩き始めと歩き終わりで身体の状態がどう変わるかも確認してみましょう。
歩き始めは普通。
10分ほどすると腰が重くなる。
休憩すると少し楽になる。
再び歩くとまた腰が気になる。
このようなパターンがある場合もあります。
一方で、歩き始めから痛く、歩き続けるほど症状が強くなる場合もあります。
このように症状の経過を具体的にすることで、現在の状態を整理しやすくなります。
当院では、慢性腰痛について相談された場合、「歩くと痛い」という情報だけでなく、どのくらい歩くと症状が出るのか、休むとどうなるのか、普段の生活でどの程度歩いているのかなども確認します。
歩行では腰だけでなく「股関節・骨盤・脚」の動きも重要です
歩くとき、腰だけが動いているわけではありません。
脚を前へ出すためには股関節が動きます。
身体を支えるためには膝や足も働きます。
骨盤も左右へ動きながら、歩行を支えています。
そのため、腰痛がある方の歩行を見るときには、腰だけでなく身体全体の動きを確認することが大切です。
例えば、
歩幅が以前より小さくなっている。
左右の歩幅が違う。
片側へ体重をかけて歩いている。
腰を動かさないように身体を固めている。
足をあまり後ろへ引けない。
このような変化がないでしょうか。
慢性腰痛が長く続いていると、痛みを避けるために自然と歩き方が変わることがあります。
「腰を痛めないように歩こう」と意識しているうちに、歩幅が小さくなったり、身体を固めたりすることもあります。
ただし、歩き方が変わっているからといって、それが腰痛の原因だとすぐに決めつける必要はありません。
現在の身体の状態を確認するための材料として考えることが大切です。
当院では、慢性腰痛の方について、必要に応じて歩行や片脚立ち、股関節の動き、腰の動きなどを確認します。
例えば、
片脚で立てるか。
左右で違いがあるか。
股関節を動かすと腰の状態が変化するか。
身体を前後左右へ動かすとどうか。
こうした点を確認していきます。
また、歩行時に腰へ負担を感じている場合には、「腰を強くする」ことだけを考えるのではなく、身体全体をどのように使っているのかを見ることも重要です。
歩くことは毎日の生活に欠かせない動作だからこそ、腰だけに注目せず、身体全体の連動を確認していきます。
「歩かないほうがいい」と決めつけず、現在できる範囲を確認しましょう
腰痛があると、
「歩くと痛いから歩かないほうがいい」
と考えてしまうことがあります。
もちろん、強い痛みがあるときに無理をして歩き続ける必要はありません。
しかし、慢性腰痛の場合、痛みを恐れて長期間ほとんど身体を動かさない状態になると、日常生活の活動量が大きく変わってしまうことがあります。
そこで大切なのが、「どこまでならできるのか」を確認することです。
例えば、
10分なら歩ける。
15分なら大丈夫。
30分になるとつらい。
この場合、いきなり1時間歩くのではなく、現在できる範囲を基準に考えます。
また、歩く場所も工夫できます。
近所を短時間歩く。
途中で休憩する。
買い物を一度に済ませず、時間を分ける。
無理のない範囲で日常生活の中に歩く時間を取り入れる。
こうした方法があります。
ただし、すべての腰痛に同じ方法が当てはまるわけではありません。
特に、歩くと脚のしびれや痛みが強くなる、脚に力が入りにくい、症状が急激に悪化しているなどの場合には、自己判断で歩行量を増やさず、医療機関での確認を優先してください。
また、腰痛が長く続いている場合でも、「痛みが完全になくなるまで何もしない」という考え方だけではなく、現在できる動作を確認することが大切です。
当院でも、慢性腰痛の方について、痛みの強さだけではなく、
どのくらい歩けるのか。
立っていられる時間はどのくらいか。
仕事や買い物でどの程度動けるのか。
など、日常生活の状態を確認します。
・歩くと腰が痛い場合は、何分・何メートルくらいで症状が出るのか確認しましょう。
・歩行では腰だけでなく、股関節、骨盤、膝、足など身体全体の動きが関係します。
・痛みを避けて完全に動かなくするのではなく、現在できる範囲を確認することが大切です。
歩くことは、買い物、通勤、旅行、散歩など、日常生活に欠かせない動作です。
だからこそ、慢性腰痛によって歩くことがつらくなると、生活そのものに不安を感じることがあります。
「歩くと腰が痛い」という場合には、
どのくらい歩くと痛くなるのか。
どこを歩くとつらいのか。
休むとどう変化するのか。
歩き方に変化はないか。
という点を確認してみましょう。
東大阪市のひがし整骨院、八戸ノ里ここから整骨院、長瀬ここから整骨院では、慢性腰痛について腰だけを見るのではなく、股関節や骨盤、脚など身体全体の動きも確認しています。
また、一定時間歩くと脚のしびれや痛みが強くなる、休むと軽くなる、脚に力が入りにくいなどの症状がある場合には、整骨院だけで判断せず、医療機関での確認を優先してください。
慢性腰痛があるからといって、すべての運動や歩行を避ける必要があるとは限りません。
現在の身体の状態を確認しながら、「どこまでなら無理なく動けるのか」を見つけていくことが大切です。
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