
椅子に座っているときは大丈夫。
ところが、立ち上がる瞬間に腰が痛い。
ソファから立つときに腰が伸びない。
食事の後に立ち上がると腰が重い。
長く座った後の一歩目がつらい。
このような経験はありませんか?
慢性腰痛がある方から、「座っている間より、立ち上がる瞬間が痛い」という相談を受けることがあります。
座っているときはそれほど気にならない。
しかし、立とうとすると腰が痛む。
立ち上がって少し歩くと、また動けるようになる。
このような症状です。
立ち上がるという動作は、日常生活の中で何度も繰り返します。
朝、椅子から立つ。
食事の後に立つ。
仕事中に立つ。
トイレから立つ。
ソファから立つ。
車から降りる。
そのため、立ち上がるたびに腰が気になると、日常生活そのものが負担に感じられることがあります。
また、立ち上がる瞬間に腰が痛いと、「腰を動かすのが怖い」と感じることもあります。
その結果、身体を固めながら立ち上がる。
手を使って慎重に立つ。
できるだけ腰を動かさない。
という動作になることがあります。
しかし、立ち上がりは腰だけで行う動作ではありません。
足で床を押す。
膝を伸ばす。
股関節を伸ばす。
身体を前へ移動させる。
背中を起こす。
というように、全身を使って行います。
だからこそ、慢性腰痛で立ち上がりがつらい場合には、腰だけではなく身体全体の動きを確認することが大切です。
今回は、座った後に立ち上がると腰が痛い慢性腰痛について、立ち上がり動作と身体全体の使い方から考えていきます。
・椅子から立ち上がるときに腰が痛い方
・ソファから立つと腰がつらい方
・長時間座った後の一歩目が痛い方
立ち上がるときは「腰を伸ばす」のではなく、身体全体を動かしています
「立ち上がると腰が痛い」というと、腰を伸ばす動作が原因だと思う方が多いかもしれません。
しかし、実際の立ち上がりでは、腰だけを動かしているわけではありません。
まず身体を前へ移動させます。
足で床を押します。
膝が伸びます。
股関節が伸びます。
身体が上へ移動します。
このように、脚や股関節、骨盤、背中などが一緒に働いています。
そのため、立ち上がりがつらい場合には、「腰が悪い」とだけ考えるのではなく、身体全体がどのように動いているのかを確認することが大切です。
例えば、椅子に深く座りすぎている。
足が身体より前へ出ている。
立つときに身体を前へ移動させていない。
腕や肩に力が入りすぎる。
このような特徴があるかもしれません。
もちろん、これらが腰痛の原因だと断定することはできません。
人によって身体の状態は違います。
しかし、「立ち上がるときの身体の使い方」を確認する材料にはなります。
また、椅子の高さによっても立ち上がりやすさは変わります。
低いソファから立つのはつらい。
少し高い椅子なら楽。
このような違いがある方もいます。
その場合には、腰だけではなく、股関節や膝の動き、脚の力なども確認する必要があります。
当院では、慢性腰痛の方について、立ち上がり動作を確認することがあります。
腰を前へ曲げられるかだけではなく、「実際に座った状態から立てるか」「どこに力が入っているか」を確認します。
日常生活で困っている動作をそのまま確認することで、身体の状態を整理しやすくなるからです。
「座った後だけ痛い」なら、座っている時間と立ち上がり後の変化を見てみましょう
立ち上がると腰が痛い方は、「立ち上がる動作」だけでなく、そこに至るまでの時間も確認してみましょう。
10分座っただけでも痛い。
30分座るとつらい。
1時間以上座った後に立つと痛い。
2時間座った後は特に痛い。
このように、座っている時間によって症状が変化する場合があります。
また、座る場所によって違いがあるかもしれません。
硬い椅子では気になる。
ソファでは気にならない。
車の座席ではつらい。
職場の椅子ではつらい。
このような違いも確認してみましょう。
さらに、立ち上がった後の変化も重要です。
立った瞬間だけ痛い。
数歩歩けば楽になる。
しばらく歩いても痛い。
立った後に腰が伸びにくい。
このような違いがあります。
例えば、「座っている間は問題ないが、立ち上がって最初の10歩だけ腰が痛い」という場合と、「立ち上がった後もずっと腰が痛い」という場合では、確認したいポイントが違ってきます。
慢性腰痛では、症状が出る瞬間だけを見るのではなく、その前後まで含めて考えることが大切です。
また、仕事などで長時間座る方は、立ち上がりの回数も確認してみましょう。
一日に何回立ち上がるのか。
そのたびに腰が痛いのか。
午前中より夕方のほうがつらいのか。
休日と仕事の日で違うのか。
こうした情報を整理すると、腰痛と日常生活の関係が見えやすくなります。
当院でも、慢性腰痛についてお話を伺う際には、「いつ痛いか」だけではなく、
「何をした後に痛いか」「動くとどう変化するか」まで確認します。
立ち上がりへの不安があるほど「身体を固めすぎていないか」も確認しましょう
慢性腰痛が長く続いていると、立ち上がる動作に恐怖を感じることがあります。
以前、椅子から立った瞬間に腰が痛かった。
それ以来、立つときに身体を固めるようになった。
腰をできるだけ動かさないようにする。
ゆっくり慎重に立つ。
このような状態です。
もちろん、痛みが強いときに無理をする必要はありません。
しかし、痛みへの不安から身体全体を固めてしまうと、動作そのものがぎこちなくなることがあります。
そこで、「痛くないように完璧に立つ」ことだけを考えるのではなく、「今の身体でどこまで自然に立てるのか」を確認してみましょう。
例えば、手すりがあれば立てる。
少し高い椅子なら立てる。
ゆっくりなら問題ない。
一度前へ身体を移動させると立ちやすい。
こうした情報も重要です。
また、立ち上がり以外の動作も確認してみましょう。
階段はどうか。
歩行はどうか。
片脚立ちはどうか。
しゃがむ動作はどうか。
身体をひねるとどうか。
こうした動作を組み合わせて確認すると、「立ち上がりだけがつらいのか」「身体全体の動きに特徴があるのか」を整理しやすくなります。
当院では、慢性腰痛の方に対して、身体の動きや姿勢、立ち上がり、歩行などを確認しながら、その方の状態に合わせて施術を行います。
そして、施術前後で同じ動作を確認し、動きやすさに変化があるかを確認します。
「腰が痛い」という結果だけを見るのではなく、「どんな動作ならできるのか」「何をすると動きやすくなるのか」を確認することが大切です。
なお、立ち上がるときに脚へ力が入らない、脚がもつれる、歩行が急に難しくなったなどの症状がある場合には、単なる慢性腰痛として考えず、医療機関で確認することが重要です。
・立ち上がり動作では腰だけでなく、脚、膝、股関節、骨盤、背中など身体全体を使っています。
・「座って何分くらい経つとつらいのか」「立ち上がった後にどう変化するのか」を確認しましょう。
・腰痛への不安から身体を固めすぎていないか、現在できる動作を確認することも大切です。
座った後に腰が痛いと、「座り方が悪いのかな」と考えることがあります。
しかし、慢性腰痛を考えるときには、座っている姿勢だけでなく、その後の立ち上がりまで見ることが大切です。
どのくらい座るとつらいのか。
どの椅子でも同じなのか。
立ち上がる瞬間だけなのか。
立った後も痛いのか。
少し歩くとどうなるのか。
こうした情報を一つずつ確認してみましょう。
東大阪市のひがし整骨院、八戸ノ里ここから整骨院、長瀬ここから整骨院では、慢性腰痛について、腰だけを見るのではなく、立ち上がりや歩行、身体全体の動きなども確認しています。
「椅子から立つときだけ腰が痛い」
「座った後の一歩目がつらい」
という方は、現在の身体の状態を一度整理してみてください。
また、脚のしびれや力の入りにくさ、歩行の異常などがある場合には、腰痛だけの問題と自己判断せず、医療機関での確認を優先してください。
立ち上がるという動作は、毎日の生活で何度も繰り返します。
だからこそ、その動作が少しでも楽に行えるように、腰だけではなく身体全体の動きを確認することが大切です。
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