
腰痛や下肢痛が長引くと、「どこかが悪いままなのでは」と不安になります。
ですが、慢性痛は単なるケガの延長ではありません。
今回は、痛みが長引く仕組みと、慢性腰痛に必要な考え方を分かりやすくお伝えします。
・ヘルニアや脊柱管狭窄症と言われて不安な方
・検査では大きな異常がないのに痛みが続いている方
慢性痛は急性痛とは仕組みが違う
なぜ、ケガが治ったはずなのに痛みだけが残ることがあるのでしょうか。
痛みには、大きく分けて急性痛と慢性痛があります。
急性痛は、ケガや炎症が起きたときに出る痛みです。
手を切った。
足をひねった。
腰を急に痛めた。
こうしたときの痛みは、体が脳に「危険があります」と知らせるアラームのような役割を持っています。
一方で、慢性痛は少し違います。
慢性痛は、ケガや組織の損傷が落ち着いたあとも痛みが続く状態です。一般的には、3か月以上続く痛みを慢性痛と呼ぶことがあります。
ここで大切なのは、慢性痛は「まだ大きな傷が残っているから痛い」とは限らないことです。
痛みの信号が長く続くと、脳や神経が痛みに敏感になります。その結果、実際の損傷が落ち着いていても、痛みを感じ続けることがあります。
たとえるなら、火事は消えているのに火災報知器だけが鳴り続けているような状態です。
つまり慢性痛は、痛い場所だけの問題ではなく、脳や神経の反応が変化して起こる痛みでもあります。
だからこそ、痛い場所だけを見ていても、慢性痛の全体像は見えにくいのです。
ヘルニアや狭窄だけで痛みを説明できない理由
なぜ、ヘルニアや脊柱管狭窄症と言われても、それだけで痛みを説明しきれないのでしょうか。
病院で画像検査を受けて、
椎間板ヘルニアがあります。
脊柱管が狭くなっています。
すべり症があります。
と言われると、多くの方は「それが痛みの原因なんだ」と感じます。
もちろん、画像検査は大切です。重大な病気や、強い神経障害を確認するために必要なこともあります。
ただし、画像に写った変化が、今の痛みのすべてを説明しているとは限りません。
年齢を重ねると、椎間板の変化や骨の変形は多くの方に見られます。痛みがない人でも、画像上の変化が見つかることは珍しくありません。
つまり、
画像に異常がある。
だから必ず痛い。
とは言い切れないのです。
ここで問題になるのは、「構造が悪いから痛い」と決めつけすぎることです。
そう説明されると、患者さんは、
自分の腰は壊れている。
動いたら悪くなる。
手術しないと治らない。
この痛みは一生続く。
と考えやすくなります。
この不安や恐怖は、脳をさらに警戒させます。
脳が「危険だ」と判断すると、筋肉は緊張し、神経は敏感になり、痛みを感じやすくなります。
つまり、画像の説明そのものが、受け取り方によっては痛みを長引かせる要因になることがあります。
痛みは気のせいではありません。
ただ、痛みは体の構造だけで決まるものでもありません。
脳がどう判断しているか。
神経がどれだけ敏感になっているか。
不安がどれだけ強くなっているか。
こうしたことも、痛みの強さに影響します。
慢性痛には全体を見る視点が必要
では、慢性痛にはどう向き合えばよいのでしょうか。
まず大切なのは、痛みを「壊れた部分だけの問題」として見ないことです。
慢性痛には、
筋肉や関節の状態
神経の敏感さ
脳の痛みの記憶
不安や恐怖
睡眠の質
仕事や家庭のストレス
過去の痛みの経験
など、さまざまな要素が関係します。
そのため、腰が痛いから腰だけを揉む。
ヘルニアがあるからそこだけを問題にする。
狭窄しているから構造だけを見ればいい。
という考え方では、慢性痛の本質を見落とすことがあります。
慢性痛の改善には、
痛みを正しく理解すること
必要以上に怖がらないこと
少しずつ安心して動くこと
睡眠や生活リズムを整えること
信頼できる治療者と状態を整理すること
が大切です。
特に大切なのは、「自分の体は壊れている」と思い込みすぎないことです。
この思い込みが強いと、動くことが怖くなります。動かない時間が増えると、筋力や体力が落ち、さらに痛みが出やすくなります。
反対に、
少し動いても大丈夫だった。
前より楽な時間が増えた。
痛みがあってもできることが増えた。
こうした経験を積み重ねると、脳は少しずつ安全を学習していきます。
慢性痛では、痛みゼロだけを目標にすると苦しくなることがあります。
もちろん痛みが減ることは大切です。
ですが同時に、
生活しやすくなる。
仕事や家事に戻れる。
不安が減る。
自分の体を信頼できる。
こうした変化も、とても大切な改善です。
ここから整骨院グループでも、慢性的な腰痛や下肢痛に対して、痛い場所だけを見るのではなく、脳や神経の働き、不安、生活背景まで含めて考えることを大切にしています。
マッサージで治らなかった方。
骨盤矯正で治らなかった方。
ヘルニアや狭窄と言われて不安な方。
そうした方ほど、痛みを構造だけで考えず、慢性痛として全体を見直すことが大切です。
・ヘルニアや脊柱管狭窄症などの画像所見だけで、痛みのすべてを説明できるとは限らない
・改善には、痛い場所だけでなく、不安、睡眠、生活背景、脳や神経の反応まで含めて見ることが重要
柔道整復師 東剛士が監修しています
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